参議院選挙の1票の格差を是正するため、自民党が定数を6増やすなどの案を示したことを受け、
伊達参議院議長は各党の代表者を集め、受け入れられない場合は対案を提出するよう促しました。
しかし野党側が強く反発し、14日改めて協議することになりました。

参議院の選挙制度をめぐって自民党は、埼玉選挙区の定数を2増やし、1票の格差を3倍未満
に抑えるほか、比例代表の定数を4増やしたうえで、あらかじめ政党が決めた順位に従って当選者
を決められる「特定枠」を導入するなどとした案を示していますが、野党側は「国民の理解が
得られない」などと反対しています。

伊達参議院議長は13日、各党の代表者を集め「来年の参議院選挙まで時間が限られていることを
重く受け止めてもらいたい」と述べたうえで、自民党の案を受け入れられない場合は対案を提出
するよう促しました。

これに対して野党側は「なぜ定数を増やす必要があるのかといった疑問に自民党が答えるほうが
先だ」などと強く反発しました。

このため、14日改めて各党の代表者が集まり、自民党から説明を聞いたうえで、今後の議論の進め
方を協議することになりました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180613/k10011476571000.html