とさでん交通は８日、本社敷地や近隣の電停などで、バス・電車の防災訓練を実施した。
来賓者含め合計１５０人が参加し、訓練に臨んだ。
２０１５年から始まり、今年で４回目。午前中にバス、午後に電車の訓練をそれぞれ行った。
午後の電車部門では、職員のほか、本社に近い市立潮江中の生徒５人も参加した。
また、今年初めての取り組みとして、一部の職員が高齢者疑似体験セットを身に付け、
高齢の利用者がいる設定で訓練した。
南海トラフ地震が発生し、震度６強の揺れが観測された想定で、営業車の緊急停止訓練を実施。
続いて電車が桟橋地区を運行中、２〜３メートルの津波が来た想定で津波避難誘導訓練を行った。
地震速報を受け、電車の緊急停止後、車内では「急がんと津波が来るがや」「落ち着いてられん」
などの声が飛び、本番さながらのパニック状態を再現。
乗務員は「今外に出ると危険です。大丈夫です。落ち着いてください」と乗客に声を掛けるなどした。
訓練に参加した潮江中２年の曽我翼さん（１４）は「現実味のある訓練だった。
今日みたいに運転手さんが誘導してくれたら、本番も無事に避難できそう」と話していた。
そーす
https://mainichi.jp/articles/20180609/ddl/k39/040/479000c
南海トラフ地震想定 緊急停車「津波が来る」 高知・とさでん交通が実施
