ゆうパックで現金を送らせだまし取ろうとしたとして、愛知県警捜査2課などは8日までに、
詐欺未遂の疑いで東京都府中市西府町の配達業、浅倉知英容疑者(46)と小平市小川西町の従業員、伊藤響容疑者(45)を逮捕した。
捜査2課によると、2人は郵便局の委託を受け、ゆうパックの配達をしていた。
自分が管轄する地域の集合住宅を送り先と指定するなどし、架空請求詐欺グループの「受け子」として現金入りのゆうパックを回収していたとみて捜査している。
2人の逮捕容疑は他のメンバーと共謀し、4日に弁護士などを名乗り、名古屋市昭和区の女性(74)宅に電話をかけ「600万円を払わないと裁判になる」とうそを言い、
東京都内の集合住宅に送付させ、現金をだまし取ろうとした疑い。
女性は5月末にも架空請求のはがきを受け取り、計600万円を浅倉容疑者が管轄している同じ集合住宅にゆうパックで送付していた。
女性は4日の電話を受けた後、県警に相談。
県警はだまされたふりをするよう指示し、送付先で捜査員が待ち伏せたが、受け子は現れなかった。
郵便局に照会、荷物は配達済みの扱いになっており、
送付先の地域を担当する浅倉容疑者らが浮上したとしている。
詐欺未遂疑い配達員ら逮捕 現金入りゆうパック回収か
https://www.sankei.com/west/news/180609/wst1806090019-n1.html