居眠り運転手、21日連続勤務
秋祭り列にトレーラー事故
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香川県観音寺市で2016年、大型トレーラーの男性運転手が居眠り運転し、秋祭りの列に突っ込み1人が死亡、39人が重軽傷を負った事故で、事業用自動車事故調査委員会は8日、運転手が21日連続で勤務し、基準を超す長時間労働で疲労が蓄積していたとする報告書を公表した。
事故調は「運転手の勤務先の会社は過去に過労防止措置の不備で行政処分を受けたのに、適切に改善していなかった。会社の体質が事故の背景にある」と批判した。
報告書によると、運転手はこの日午後4時45分ごろ、愛媛県大洲市の営業所を出発し、2度の休憩を挟んで運転。現場の約450メートル手前から居眠りした。