<ひき逃げ男女死亡>車が止まらないのはいつものこと…越谷の交差点 供えられた花束見て付近住民ら困惑
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3日午前0時50分ごろ、埼玉県越谷市南越谷1丁目の県道交差点で「歩行者2人に車がぶつかり、歩行者の意識がないようだ」と通行人の男性(49)から110番があった。
現場には三郷市さつき平2丁目の江原英夫さん(63)とさいたま市緑区東浦和2丁目の一戸侍子さん(60)が倒れており、いずれも全身を強く打つなどして搬送先の病院で死亡が確認された。
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越谷署は同日、2人をはねて死亡させたとして、自動車運転処罰法違反(過失致死)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで越谷市伊原2丁目の建設作業員の男(24)を逮捕した。
■「夜間は飛ばす車も」
ひき逃げされたとみられる男女2人が死亡した越谷市南越谷1丁目の現場は、信号機のない県道の横断歩道。日曜日の3日も、一般車両だけでなく大型トラックが多く往来している。
現場の横断歩道前にあるレンタカー会社の従業員男性は「付近には警察官がほぼ毎日いて、歩行者妨害の取り締まりを行っている。一時停止しない車の違反は多いようだ」と困惑の表情を見せる。
県道沿いに立つ商業施設の警備員男性は「信号がないから、夜は飛ばしている車はいると思う」と話した。
買い物帰りの40代女性は「横断の際は両交差点の信号がどちらも赤になった時を狙って、両車線の運転手にアイコンタクトして渡らせてもらう感じ」と語り、「信号設置が無理なら、夜間に光るライトなどを横断歩道に整備してほしい」と求めた。
車が停車せずしばらく横断歩道脇で待っていた近くの無職男性(78)は、現場に供えられた花束を見て「事故があったの?」と驚きの表情。
「車が止まらないのはいつものこと。でも容疑者が捕まってよかった」と安心した様子だった。