元TOKIO・山口達也の事件が明るみになる前、この春の芸能界の話題を独占していたのは
オフィス北野のお家騒動だった。
新しい社長につまみ枝豆が就任する、というたけし案による着地点が見えてきたお家騒動だが、
この騒動をまったく報じなかった媒体がある。
東京スポーツだ。
いつもの記事のスタンスはイケイケ、どんなスキャンダルも扱いタブーなき媒体と思われているのだが、
「たけしネタだけはダメです。本人がしゃべっていることだけはニュースとして書いていい
という方針ですが、独自取材で仕入れたネタは書きません。一応、取材はしていますけど、4すればするほどたけしの愛人の存在の不気味な大きさが分かるのですが、そのことに一行も触れていません」と関係者が明かす。
たけしと当該スポーツ紙との関係は深く、東京スポーツ映画大賞ではたけしが審査委員長を務めている。
「騒動が勃発した当初から、何が何でも映画祭を残すようにという会社の意向が現場に下りてきました。
それ以来、タブー扱いですよ。実に分かりやすいものです」
と前出・関係者はやれやれといった表情をする。さらにこんな情報を付け加える。
「伊調馨選手に対するレスリング界のパワハラ問題が世間を騒がせましたけど、
その際もうウチは触れませんでした。
その理由は簡単、公益財団法人日本レスリング協会の副会長に、わが社のトップが入っているからです」
ビートたけしと日本レスリング界。タブーなき夕刊紙も、時として忖度をするのである。
http://www.jprime.jp/articles/-/12510