高知県の道の駅「大月」販売額、客数最高 イベント、柏島人気寄与

 高知県幡多郡大月町弘見の道の駅「大月」の2017年度販売額が1億9570万円、レジ通過者数が19万5487人と、記録の残る07年度以降
いずれも最高になった。
同駅によると1993年のオープン以来、実質最高の数字で、柏島観光の人気が高まったほか、地道なイベント開催が実を結んだとしている。
 
 県内3番目の道の駅として国道321号沿いに町が開設し、町ふるさと振興公社が運営する。2002年に産直の「ふれあい市」がオープンした。
 
 販売額(売店とふれあい市)は、09年度1億4871万円から8年連続で増加。
レジ通過者数(同)は07〜14年度まで17万人台で推移し、15年度に19万人を超えた。
16年度は天候不順もあり19万人を割り込んだが、17年度は回復した。
 
 同公社の新谷文彦事務局長(45)は、全国的な人気を集める柏島の観光客増が夏場などの業績アップに寄与していると説明。
手作り雑貨や小物を月1回販売する「ふれあいマーケット」を16年に始めるなど、積極的なイベント開催が「幅広い客層へのPRにつながっている」
と分析する。
 
 地元メーカーが製造する名物の苺氷(いちごお)りが16年の道の駅グルメ全国大会で2位に入ったほか、町産材料を生かしたソフトクリームや
ゼリーなど独自商品の売れ行きも好調だ。
新谷事務局長は「加工事業にまだ伸びしろがある。2億円と20万人を目指したい」と話している。

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