盗んでネット売買「盗り鉄」許すな、対策を強化
全国の鉄道会社が、つり革や行き先表示板など備品の盗難に苦慮し、対策を強化している。
車両施設などに防犯カメラや照明灯を増設したり、有刺鉄線を張ったりしているほか、備品を外しにくいようネジ山を削ったりしている。
ネットで手軽に売買できることも背景にあるとみられ、近年は「盗り鉄」という言葉も登場。
鉄道各社は「備品盗難は安全運行に影響する。ネットで盗品を扱えないようにしてほしい」と訴える。
青森県内を走るJR津軽線では昨年11月、車両側面に取り付けている「行き先表示板」が盗まれ、県警は4月、会社員の男(当時49歳)を窃盗容疑で逮捕した。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180602-OYT1T50080.html