出生数94万人で過去最少 死亡数は134万人で戦後最多 29年人口統計

出生数は前年比で3万918人減少した。明治32(1899)年に統計をとり始めて以降、100万人割れは平成28年に続いて2年連続。
昭和24年の269万6638人をピークに、50年以降は増減を繰り返しながら、減少傾向にある。

母の出生年齢別(5歳階級)では、45歳以上が唯一増加。40歳以上の出生数は約5万4千人で、晩産化も進む。
今後、出産世代とされる15〜49歳の女性人口が減少することから、出生数はさらに減っていくことが予想されている。
出生率の都道府県別では、前年と同様、最も低いのが東京の1・21、最も高いのは沖縄の1・94だった。

一方で、死亡数は134万433人(前年比3万2685人増)で戦後最多。死亡数から出生数を差し引いた人口の自然減は39万4373人で、
過去最大の減少幅となった。前年の減少幅は33万770人で、人口減少も加速化している。

婚姻件数は60万6863組(同1万3668組減少)で戦後最小、離婚件数は21万2262組(同4536組減少)。
平均初婚年齢は夫31・1歳、妻29・4歳で、前年とほぼ同年齢だった。

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