日本大学のアメリカンフットボール選手の悪質タックル問題で、日大の大塚学長らが
文部科学省を訪れ、大学の対応について報告した。
日本大学は1日の理事会で、すでにアメリカンフットボール部の監督を辞任した
内田正人氏について、「今回、学内外に多大な迷惑をかけた」として、常務理事を
辞任することを承認・決定したという。
また、日大アメフト部のガバナンス体制についても検証が必要などとして、弁護士7人を
メンバーとする第三者委員会を立ち上げたという。
大塚学長らは、その後に文科省を訪れ、文科省とスポーツ庁の担当幹部にこうした対応を
説明した。
日大のトップである田中英寿理事長は、理事会には出席して陳謝したということだが、
文科省に姿を現すことはなかった。
日大・大塚吉兵衛学長「第三者委員会というのは法人の結論をお任せしている。(結論が
出た)折には、(田中)理事長からお答えいただく」
第三者委員会は、調査を行った上で、7月下旬に結果を報告する予定。
1日の報告は、30分程度の予定を大幅に超え、1時間半にわたって行われた。文科省側は、
「こうしたことは初めてだった」「日大側の説明が分かりづらく、細かい点も含め確認した」と話している。
また、日本大学に対し、大学として責任を持って対応することや、原因究明、再発防止、
それに学生保護の体制整備などを求めたという。
http://www.news24.jp/articles/2018/06/02/07394847.html?cx_recsclick=0