日本では朝の出勤時間帯になると駅はスーツを着たビジネスパーソンの姿を多く見かけることができる。私服で勤務できる企業も増えつつあ
とはいえ、就業中の服装はスーツと決められている企業は多いはずだ。

 一方、中国ではスーツを着て仕事をしている人は金融業などの一部の分野を除いてほとんどいない。それゆえ中国人の目には「日本人がスー
ツを着て仕事をしていること」が不思議でたまらないようだ。中国メディアの快資訊は29日、「日本人はなぜこんなにもスーツが好きなのか?」と疑問を投げかける記事を掲載し、その理由を紹介している。

 まず記事は、日本のドラマなどを見ていると「スーツを着た人が頻繁に登場してくる」とし、中国人は日常的にスーツを着る機会が少ない
ためか、「とても格好良く見える」と指摘。また、スーツを着た日本人の姿は決してドラマの中だけの話ではないとし、日本人男性にとって
スーツは日常的な服装であると伝え、「世界的に見ても日本人はスーツを着用する国民ではないか」と論じた。

 続けて、日本人がスーツを着用する理由として、日本人は何事にも「慎重」で、細かいことにも気を配る国民性であるとし、「それゆえ、
常にその場にふさわしい服装でいることが求められる」と強調。そして、日本人は集団意識が強く、企業では個性が求められないがゆえに、オフィスでは誰もが「一様に」スーツを着用することが求められるのだと指摘した。

 この中国人は、日本のドラマを通じてスーツは「格好良い服装」と認識したようで、日本人にとって「スーツ」は男性の「よろい」であ
ると同時に、本人の魅力を引き出す「アイテム」であると紹介している。また、オフィスでは私服での勤務が普通の中国でも「日本人のよう
にスーツを着用したらどうだろうか」と呼びかけている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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