本田技研工業(ホンダ)の誇る小型ビジネスジェット機「HondaJet」がアップグレードされる。
スイス・ジュネーブで現地時間5月27日、5月28日から31日まで開催される欧州最大のビジネス航空ショー「EBACE2018(2018 European Business Aviation Convention & Exhibition)」に先行して行なわれた発表会において、
ホンダの航空事業子会社ホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company 以下、HACI)が、HondaJetの最新型となる「HondaJet Elite」の世界初公開を行った。
HondaJetは、HACIが研究開発、製造販売を手掛け、現在北米、欧州、中南米、およびアジアで運用されている小型ビジネスジェット機である。
乗員は7人乗りで、最大巡航速度は422ノット(時速約782km)。そのデザイン上の美しさもあいまって、多くの航空関係、デザイン関係の賞を受賞している。
さて、HondaJetEliteは主翼上面のエンジン配置(Over-The-Wing Engine Mount)形態や自然層流翼型、自然層流ノーズ、一体成型複合材胴体などの独自技術をHondaJetから引き継ぎ、
さらに複数の最新技術と装備を加えたものだ。結果、従来のHondaJetに比べ、航続距離は約17%(396km)延び、客室内の静謐性も高まり、離着陸時の安全性、飛行時の安定性も高まっている。
また、燃費効率も高く、同等クラスの双発ビジネスジェット機以上の温室効果ガス排出量低減に成功している。
HondaJet Eliteは、2018年4月に米国連邦航空局(FAA)の型式証明を、また5月には欧州航空安全局(EASA)の型式証明を取得。
今後、小型ビジネスジェット機の新たなスタンダードの地位を目指していくという。
ホンダ、HondaJetの新型「HondaJet Elite」を世界初公開
https://www.zaikei.co.jp/article/20180529/444453.html
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