新潟県知事選(6月10日投開票)の告示を24日に控え、立憲民主党の枝野幸男代表が20日、新潟市を訪れ、立憲が推薦を決めた地元県議の池田千賀子氏と街頭演説した。
枝野氏は東京電力柏崎刈羽原発の再稼働が争点になると位置づけ、「再生可能エネルギーにより、原発ゼロはリアリズムだ。
事故が起きれば、人間の力では止めようがない。一日も早くやめなければならない」と訴えた。
 森友、加計学園問題をめぐる官僚の国会答弁については、「権力に従って仕事をすることが、習い性になっている」とし、
「権力を向いた平目のような県政にするのか。暮らしに寄り添う政治にするのか」と問い、暗に官僚出身の花角(はなずみ)英世氏を批判した。
 野党第1党のトップが告示前に現地入りしたことで、知事選は与野党対決の構図がいっそう鮮明になった。
枝野氏は「(新潟には県連がなく)地上戦は、十分できない。
その分、得意とする無党派に対する働きかけで、最大限の力を発揮したい」と語った。

「原発ゼロはリアリズム」立憲・枝野氏が新潟で街頭演説
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