徳島県警は18日、実子に対する監護者わいせつ容疑で、県内に住む会社員の50代男を逮捕、送検したと発表した。
性犯罪を厳罰化した昨年7月施行の改正刑法で新設された同容疑を、県内で適用するのは初めて。

 逮捕容疑は、2月上旬、自宅の一室で10代の長女と2人きりになった際、長女の体を触るなどのわいせつ行為をしたとしている。

 県警は関係者からの相談で事件を把握し、今月17日に男を逮捕、18日に送検した。
男は「間違いない」と容疑を認めているという。

 監護者わいせつ罪では、親などの「監護者」が立場を利用して18歳未満に性的な行為をした場合、暴行や脅迫がなくても罰せられるようになった。
家庭内での性的虐待が念頭にある。法定刑は強制わいせつ罪と同じ懲役6カ月以上10年以下。

 県警は、被害者の特定につながる恐れがあるとして、被害者保護の観点から、容疑者の住所や氏名などを非公表にした。

監護者わいせつ、徳島県内で初適用 50代男を逮捕
http://www.topics.or.jp/articles/-/48993