政府は、今月27日までとなっている防衛省制服組トップの河野克俊統合幕僚長（63）を3度目の任期延長とする方針を固めた。15日、複数の政府関係者への取材で分かった。
統幕長の定年は62歳。河野氏は62歳になった2016年11月と昨年5月の2度、自衛隊法の規定に基づき、半年間と1年間の任期延長となっていた。今回も延長期間は同程度となる見通し。
安倍晋三首相ら首相官邸は、在任が約3年半に及ぶ河野氏の手腕を高く評価しており、中国や北朝鮮を巡る安全保障環境の先行きが見通せない中、今後も自衛隊の部隊運用を束ねる役割を担わせるのが適切だと判断したとみられる。
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