犬と一緒に暮らす日々は、飼い主にたくさんの幸せを与えてくれる。しかし、犬を飼う上でのマナーを守らなければ、周囲の人々に迷惑をかけてしまうことも。

しらべぇ編集部では、全国20〜60代の犬を飼っている男女197名に調査を実施。「散歩中に犬の糞を放置したことがある」と答えた人は全体で38.6%と、残念なことに高い割合であった。

■袋を忘れたので…
男女別では、男性が5ポイントほど多くなっている。

犬の糞を放置男女別グラフ

ただ大きな差ではないために、性別よりも意識の問題である。

「袋を持ってくるのを忘れたので、困ってそのままにしたことがある」(40代・男性)



「手ぶらで散歩している人は、明らかに処理をする気もない感じ」(20代・女性)




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■注意したら逆ギレ
飼い主が犬の糞を処理しない場合、被害を受けるのは近所の住民である。

「中学校の頃、通学するのに家から出た瞬間に犬の糞を踏んだ。しかも、その瞬間に同級生の男子が通り、見られてしまって…。



クラス中に言いふらされて、思春期の私はとても恥ずかしい思いをした」(30代・女性)



放置をする飼い主に注意して、不快な思いをした人もいる。

「頻繁に家の前にされるので、注意しようとひっそり待っていた。そして犯人がまた糞を放置して立ち去ろうとするので、『そのままにしないでください』と声をかけたら『違う』と言ってきて…。



『見てましたよ』と返したら、声を荒げて逆ギレ。それ以来しなくはなったけど、とても嫌な気分になった」(30代・男性)



■一部のモラルがない飼い主のせいで
ほとんどの愛犬家は、もちろん犬の糞を自分で処理している。一部のマナー違反者に、怒りの声も。

「散歩で仲良くなった『犬友達』もたくさんいるけど、きちんとマナーを守る人たちばかり。ほんの一部の配慮ができない飼い主のせいで、犬を飼う人たち全体が悪く見られてしまう。



犬の糞じゃなくても、自分で出したゴミは家に持ち帰るのが常識。人としてきちんとできない人に、飼われる犬もかわいそう」(40代・女性)



犬と人が共存していく上でも、飼い主のマナーはとても重要なこと。多くは理解しているのに、一部の人に響かないのは残念な限りだ。
https://sirabee.com/2018/05/15/20161609053/