中国メディアの取材に応じた機長の話によると、窓が割れたのは成都まで100キロ〜150キロ
の地点。副操縦士の体の半分が操縦室の外に吸い出されたが、シートベルトをしていたため、転落
せずに済んだ。副操縦士は顔と腰を負傷した。

 当時、旅客機は時速800〜900キロで飛行していた。操縦室内は大きな風の音で地上との
無線通信の音が聞こえなくなったほか、自動操縦などの設備が故障。ただ視界が良かったため、
機長が手動で操縦し、機体が激しく揺れながらも着陸に成功した。

 操縦室と客室の間は仕切られているため、客室の気温は低下しなかったが、乗客29人が体の
不調を訴えて病院で診察を受けた。航空当局が事故原因を調査している。

https://www.asahi.com/sp/articles/ASL5H2G0DL5HUHBI005.html