世界は好況、韓国だけ景気後退の兆候

 主要国の景気回復が続く一方で、唯一韓国は景気後退の兆しがはっきりしてきている。

 経済協力開発機構(OECD)によると、OECD加盟国の景気先行指数の平均は2016年4月の99.51を底として上昇し、今年2月には100.12を記録した。
昨年4月に100を超え、最近まで100.1〜100.2で推移しながら、緩やかに上昇している。
OECDの景気先行指数は業況、在庫量、長期・短期金利など6つの要素に基づき、6−9カ月後の景気動向を予測する指標であり、基準値の100を超えれば景気拡大、100以下であれば景気後退を意味する。
景気先行指数は外国人が韓国株に投資を行う際の主な参考指標になるため、外国人の資金動向と密接な相関関係を示す。

 米日など先進国の経済は、世界的な景気回復の流れに沿い、持続的に改善している。これに対し、韓国経済は世界景気の回復に乗り遅れ、後退している。
今年2月の韓国の景気先行指数は前日を0.083下回る99.764だった。昨年5月以降、10カ月連続で下落している。
これは2011年の11カ月連続下落以降で最長だ。2月の景気先行指数は14年8月(99.691)以降42カ月間で最低だった。
韓国だけが景気後退局面に入った兆候は、韓国統計庁が集計している景気先行指数の循環変動値にも表れている。同指標は昨年7月の101.2から今年3月には100.4を記録した。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/05/14/2018051400734.html