捕鯨の町として知られる和歌山県太地町で29日、セミクジラをかたどった碑の前で「鯨供養祭」が営まれた。
捕鯨OB会や町漁協の関係者ら約100人が焼香し、クジラの恩恵に感謝した。
同町の漁野洋伸総務課長が、三軒一高町長の「町は過去、現在、未来永劫、クジラに関わり続けると宣言した。クジラとの長い歴史を後世に伝えていきたい」とのメッセージを代読した。
町漁協の参事貝良文さん(58)は「今後も『いただきます』の精神を忘れずに、捕鯨文化を承継していくことを誓う」と決意を述べた。
供養祭は、かつて古式捕鯨の見張り台があった高台の公園で毎年開かれている。
和歌山・太地町でクジラの供養祭 約千人が焼香、恵みに感謝
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