このスレって基礎知識をまったく持ってない人が議論に加わるからおかしくなる。
もともと水素は原材料から、加工、備蓄、運搬費用がめちゃくちゃ高いから
エネルギー効率全体で見るとガソリン車とも勝負にならない。
競合できると勘違いするのは、ガソリン価格が税金で2倍になってるから。
たとえば再生エネルギーの効率だと、EVに比べて1/3以下しかなくて
勝負にもならない。

>燃料電池自動車をとりまくエコシステム全体としてみれば必ずしもエネルギー効率は高くない。

水素は体積エネルギー密度が低い。
トヨタ・MIRAIの燃料タンク122.4リットル(合計容量)分の水素を圧縮するのに要するエ
ネルギーは16kWhにもなる。

水の電気分解による水素製造へと投入するエネルギーに対する、製造された水素が貯蔵
や輸送を経て動力となり最終的に車のタイヤへと伝わる駆動エネルギーの比は、圧縮水
素を使用する場合は22%、液体水素の場合は17%にとどまる。

これに対し、通常のガソリン車の効率は13%、ガソリンハイブリッド車の効率は22%程度[34]
だが、現代のガソリンのEPRは平均して300%程度であるから、ガソリン製造に投入するエネ
ルギーに対する駆動エネルギーのおおよその比はガソリン車で40%、ガソリンハイブリッド
車で66%となる。

風力発電や太陽光発電といった再生可能エネルギーによる電力であれば、これを用いた
電気分解により水素を生成し圧縮して燃料電池自動車に充填するよりも、そのまま電気
自動車へと充電するほうがWell-to-Wheell効率において3倍ほど勝る[35]。