今年、東日本大震災後初めて8年ぶりに海水浴場を再開する相馬市の原釜尾浜海水浴場の
海開きは7月21日となった。24日に市内で開かれた同海水浴場対策協議会で決めた。
震災後、相双地区の海水浴場再開は初。いわき市では昨年までに3カ所で再開している。
開設期間は7月21日から8月19日までで、時間は午前9時から午後4時まで。
21日午前9時から海開き・安全祈願祭を行う。海の家も出店する。
相馬商工会議所青年部、相馬青年会議所(JC)などでつくる「そうま浜まつり実行委員会」は
海開き当日、同海水浴場で「そうま浜まつり〜8年ぶりだよ全員集合〜」を開催する。
ダンスや演奏などのステージ、地元海産物を使った料理提供、ビーチフラッグ大会などを計画している。
会議には市、県、地元関係者ら約30人が出席し、非常時の避難経路や避難場所、駐車場、
緊急連絡態勢などを確認した。
浜通り北部を代表する同海水浴場には震災前、1シーズンで3万〜5万人が訪れた。
東北中央自動車道「相馬福島道路」が延伸し、中通りからの移動時間が大幅に短縮したことなどから大勢の来場者が見込まれる。
松川浦観光協会の只野光一会長は「海水浴場再開は観光面で心強い。安全・安心な砂浜をアピールしたい」と意気込んでいる。
http://www.minpo.jp/news/detail/2018042551094