膵臓(すいぞう)に腫瘍が見つかり、休養していた沖縄県の翁長雄志知事は16日午前9時45分、12日ぶりに県庁に出勤した。午前10時から政策会議に出席している。

県庁1階ロビーで待ち受けた記者団に対し、翁長知事は「先日、記者会見した時から何も変わっていない。今、チェック、チェックでね、しっかり元気に頑張っています。よろしくお願いします」と語った。手術や入院の日程について「先生(医師)と病院側とで打ち合わせ中ですので」と述べるにとどめた。

15日の試合でTKO負けしたプロボクシングの前世界ボクシング評議会(WBC)フライ級王者の比嘉大吾選手と、所属ジムの具志堅用高会長への県民栄誉賞について「こっちで詰めている。少し話し合いが必要」と語った。

翁長知事は5日の人間ドックで膵臓に腫瘍が見つかり、浦添総合病院で精密検査を受けた。
膵体尾部の2センチを超える腫瘍を切除するため、再入院し、手術するという。
10日の記者会見では「医師から根治できる状況と聞いている。手術後に早期復帰し、私に与えられた知事としての責任を全うしたい」と辞任を否定していた。

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