トランプ米大統領は13日、ホワイトハウスでのテレビ演説で、シリアへのミサイル攻撃を開始したと発表した。シリアのアサド政権による化学兵器使用への報復措置だという。
大統領はミサイル攻撃の対象はシリアの化学兵器施設に絞られると述べた。

  トランプ大統領は国民向けの演説で、「今晩のわれわれの行動の目的は化学兵器の製造・拡散・使用に対する強力な抑止力を確立することだ」とした上で、
「アサド政権が禁止されている化学物質の使用をやめるまで、われわれはこの対応を継続する用意がある」と語った。

  大統領は化学兵器使用疑惑の後でもアサド政権を支持しているとして、イランとロシアをあらためて批判。
「イランとロシアに尋ねる。いったいどんな国が無実の男女と子供の大量殺人への関与を望むだろうか。世界の国々はどのような国と友人であるかで判断できる」と述べた。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-04-14/P75JI96S972P01