大学准教授、研究機材を質屋に50万円で売る
2018年04月13日 08時37分

大学の研究機材を質屋に売って横領したとして、福岡県警は12日、
北九州市立大国際環境工学部准教授の男(35)(北九州市)を業務上横領容疑で逮捕した。

発表によると、准教授は2016年9月20日頃、管理していた映像制作用カメラセット
(約62万円)を同市内の質屋で50万円で売却し、横領した疑い。
「間違いありません」と容疑を認めているという。

カメラセットは、准教授が自動車の自動運転システムの研究用に
大学に購入を依頼し、納入されたばかりだった。
購入費は、国の補助金が充てられており、県警は動機や売却代金の使途などを調べている。

同大によると、准教授には別の研究費に関する不正の疑いがあり、
調査を進めている。記者会見した中尾泰士副学長は
「関係者に多大な心配をかけ、深くおわびする」と陳謝した。

http://www.yomiuri.co.jp/national/20180413-OYT1T50003.html