会員制の講演会組織「琉球フォーラム」(主宰・富田詢一琉球新報社長)の4月例会が11日、沖縄県那覇市西のパシフィックホテル沖縄であり、
元共同通信記者でジャーナリストの青木理さん(51)が「国家と情報〜公文書改ざんはなぜ起きたか」の演題で講演した。
青木さんは学校法人「森友学園」に関する財務省の文書改ざんなどを挙げ、「一強の長期政権の下で、統治機構の根幹がどんどん腐っている」と指摘した。

安倍政権では財務省の決裁文書改ざんのほか、南スーダン国連平和維持活動に関する防衛省の日報隠蔽(いんぺい)など、公文書を巡る問題が次々と噴出している。
青木さんはそれら一つ一つを「民主主義の根幹を腐らせるとんでもないこと」と強調しつつ、「安倍一強政権のむちゃな振る舞いに問題の根っこがある」と話した。

政府は天皇陛下の退位日程などを議論した皇室会議の議事録を残していない。
青木さんは「記録を残さないと後世、検証ができない。公文書の作成、管理に関して、日本は後進国並みだ」と批判した。

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