欧州連合(EU)報道官は4日、北朝鮮外務省の金先敬欧州2局長とEU欧州対外活動庁の
ウィーガント・アジア太平洋局総局長が同日、ベルギー・ブリュッセルのEU本部で会談し、
最近の朝鮮半島の情勢や、完全かつ検証可能で不可逆的な非核化の見通しについて
意見交換したことを明らかにした。
報道官によると、ウィーガント氏は北朝鮮の劣悪な人権状況の改善に同国当局が
取り組むことへの期待を表明した。
金氏は、EUの行政執行機関である欧州委員会の国際協力・開発総局の幹部とも別に
会談した。
会談は北朝鮮側が要請した。EU報道官は両会談とも、核・ミサイル開発を続ける
北朝鮮に対して経済制裁などの圧力をかけつつ、平和的な解決を促すEUの
政策の一環としている。
北朝鮮はEU28加盟国中、26カ国と国交を持つ。北朝鮮は高官のEU派遣で最近の
融和姿勢をアピールしたとみられる。(共同)
http://www.sankei.com/world/news/180405/wor1804050021-n1.html