【ワシントン=加納宏幸】トランプ米大統領は3日、訪米中のエストニア、ラトビア、リトアニアのバルト3国首脳とホワイトハウスで行った
共同記者会見で「私ほどロシアに対して厳しい人物はいない」と述べ、同国の脅威からバルト3国を守る決意を強調した。一方で、ロシアのプーチン大統領との首脳会談に重ねて意欲を示した。
トランプ氏は米露首脳会談に関し、「素晴らしい対話ができると思う」と語った。ただ、「ロシアや中国とうまくやるのは良いことだ。ロシアやプーチン氏と良好な関係を築ければよいことだが、そうならない可能性もある」とした。
米ホワイトハウスは3日、トランプ氏とバルト3国首脳の会談に合わせてロシアの軍事的圧力を念頭に置いた支援策を発表した。米国は3国に対し、
大口径弾の調達に約1億ドル(約106億円)を、訓練などに7000万ドルをそれぞれ供与するほか、今年の多国間演習に5000人以上の米兵を参加させることを約束した。
このほか、ロシアへのエネルギー依存を解消するため、米国としてバルト3国のエネルギー供給源について多様化を図るため支援を強化するとしている。
http://www.sankei.com/world/news/180404/wor1804040014-n1.html