誰が何のために? 桜の木切断、窃盗の怪 大阪、奈良で被害続出
2018.4.3
一体何のために…。大阪府東大阪市の公園で3月27日、桜の木11本の
幹や枝が切り取られる被害が見つかった。
複数の人物によるチェーンソーやクレーンを使った大がかりな犯行の可能性が高い。
同12日には奈良県の河川敷でも桜の木8本が切断されるなどして盗まれる被害があり、
専門家は「理由が何なのかまったくわからない」と首をかしげる。
東大阪市によると、27日に住民からの通報があり、同市加納北公園内の
桜11本の幹と枝が切り取られているのが見つかった。
被害に遭ったのは樹齢30年ほどのソメイヨシノで、公園内25本のうち11本の
21カ所が切断され、最大で直径20センチ、4〜5メートル程度の幹がなくなっていた。
切断面に防腐剤などの処理は施されておらず、複数の人物がクレーンなどで
つり上げたうえでチェーンソーなどを使って切り取ったのではないかとみられている。
周辺は工場が多く、夜になると人通りは極端に少なくなるという。
同市は29日、大阪府警に器物損壊容疑で被害届を提出した。
12日には奈良県王寺町で、葛下川(かつげがわ)河川敷にある6本の桜が切断され、
2本が根元から抜かれて持ち去られた。同町によると、ノコギリのようなもので切断され、
細い枝も合わせると100本以上が被害に遭っているという。
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/180403/soc1804030004-n1.html