https://forbesjapan.com/articles/detail/19901
先進のソニーが展開しているスマホ用ニュースアプリ「ニューススイート」は、すでに6000万インストール/700万MAUを記録し、
全世界70か国で展開、大きな支持を得ている。ところがここにきて既存の広告のあり方に一石を投じることになるかもしれない
一手を打ってきた。それはバーチャルアナウン
サーによる“ニュース番組”の形式を採用したオリジナル動画広告番組。果たしてその革新性はどこにあるのか。
2月10日、11日の両日にわたり、渋谷のスクランブル交差点を取り囲む数々のサイネージに一風変わったニュース番組が映し出
された。二次元のバーチャルアナウンサーが新型「aibo」のイベント告知を映像とともに紹介した「ニューススイート トレタ
テTV」だ。この試みは、広告とコンテンツの境界線を取り除くネイティブアドの次なる形だという。そこに秘められた革新性と
は何なのか、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社クラウド&アプリ事業部門メディア&アドプラットフォーム事
業室担当部長 上木建一郎と同・メディア&プラットフォーム事業室・メディア運営課 菊地原秀平に聞いた。
CGキャラクターと、ニュース番組のフォーマット
──新しい広告パッケージとして生まれた「ニューススイート トレタテTV」。それが生まれた背景と狙いを教えていただけますか?
上木建一郎(以下、上木):ユーザーが見慣れたWebのバナー広告等を無意識に無視してしまう「バナーブラインドネス」という
現象があります。いま広告はいかにして見てもらえるかが課題となっていると言えます。そのなかで発達してきたのが、ニュー
スアプリ内で記事の体裁をとるタイプのネイティブアドですが、さらにもっとユーザーに寄り添う形で、ユーザーに好まれる形
で、商品情報を伝える表現ができないかと考えていました。その仕掛けが、コンテンツとして情報番組の形で広告を行う、こ
の「ニューススイート トレタテTV」です。単なるニュースアプリの中の動画コンテンツではありません。新しいテクノロジー
、エンタメ、広告を組み合わせた新しい広告フォーマットです。
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