任期満了に伴う京都府知事選(4月8日投開票)が22日告示される。いずれも新人で前復興庁事務次官の西脇隆俊氏(62)と弁護士の福山和人氏(57)が無所属での立候補を表明しており、2氏の対決となる見通し。
4期務めた現職の山田啓二知事(63)が退任するため、16年ぶりに新人同士の争いとなる。
西脇氏が自民、民進、公明、立憲民主、希望の5党から、福山氏が共産からそれぞれ推薦を受ける。
政党レベルでは9回連続で「非共産対共産」の対決構図となる。他の政党は自主投票を決めるなど対応が分かれた。
西脇氏は山田府政の継承を掲げる。推薦する各党に経済団体、連合京都が加わった「活力ある京都をつくる会」が選挙母体となる。
府内の地方議員や各種団体の会合を回り、支持拡大を図っている。
福山氏は市民団体や民主府政の会と「つなぐ京都」を発足させて臨む。
山田府政からの全面的な転換は強調せず、福祉や経済を中心に施策の見直しを主張し、府内各地で対話集会を開いて公約をまとめた。
立候補届け出の受け付けは22日午前8時半〜午後5時、京都市上京区の府庁内の議会棟で。
期日前投票は一部を除き、23日〜4月7日の午前8時半〜午後8時、市区役所、町村役場などで受け付ける。
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20180321000095