アメリカの中央銀行・FRB=連邦準備制度理事会は、緩やかな経済成長を背景に、
政策金利の誘導目標を3か月ぶりに0.25%引き上げました。パウエル新議長体制で
初めての利上げです。
「きょうの利上げの判断は経済の拡大が継続する中で、金融緩和策を徐々に引き締める
プロセスの一環です」(FRB パウエル議長)
FRBは21日の金融政策を決める会合で、政策金利の誘導目標を0.25%引き上げ、
年率1.5から1.75%の間とすることを全会一致で決めました。
およそ3か月ぶりの利上げの背景として、FRBは声明で「労働市場は力強さを増し、
経済活動は緩やかに上昇している」と説明し、景気の現状に自信を示しました。あわせて
公表された政策を決める委員たちの経済の見通しでは、今年の成長率の予想を
2.7%増に引き上げたものの、年内にあと2回の利上げという予想は維持しています。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3322965.html