将棋のプロ棋士で中学三年の藤井聡太六段(15)が二十日、名古屋大教育学部付属中を
卒業した。在学中に将棋ブームを巻き起こした中学生棋士は、四月から高校生として
新たな一歩を踏み出す。

 同校は中高一貫教育で、藤井六段はそのまま同じ敷地の付属高校に進学する。同日、
卒業式に当たる修了式に出席した藤井六段は、日本将棋連盟を通じて「卒業という一つの
節目に際し、気持ちを新たにさらなる高みを目指していく所存です」とコメントした。

 中学生では初めて一般棋戦の朝日杯オープンで優勝するなど大活躍の藤井六段は、
公式戦で十五連勝中。二十二日にはタイトル戦の一つ、王座戦の挑戦者決定トーナメント入りを
懸け、タイトル獲得の実績がある糸谷哲郎八段(29)と大阪市で対局する。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201803/CK2018032002000255.html