経済的に恵まれていない人ほどご飯やパンといった炭水化物中心の食事に偏りやすいことが、滋賀医科大などの研究でわかった。
炭水化物のとりすぎは肥満や生活習慣病を招きやすいとして控えぎみにする人が増えているが、お金の余裕がなければ難しい実情が浮かんだ。

 国民健康・栄養調査に参加した全国の20歳以上の男女約2900人に、年収や家計の支出、教育歴のほか、食事の摂取状況や体格などを聞いて分析した。

 世帯年収が200万円未満の人たちが摂取するエネルギーに占める炭水化物の割合は男性61%、女性60%で、600万円以上の人より男性で2・5ポイント、
女性は2・9ポイント高かった。64歳以下の女性では、世帯年収200万円未満の人が肥満である割合は600万円以上の人の2・1倍だった。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180319-00000064-asahi-soci