【3月18日 AFP】交流サイト(SNS)大手のフェイスブックは、2016年の米大統領選でドナルド・トランプ陣営が利用したデータ分析会社、ケンブリッジ・アナリティカが、
有権者数千万人の個人情報を許可なく収集したとの報道を受け、同社のアカウントを停止したことを明らかにした。
米紙ニューヨーク・タイムズと英紙オブザーバーによると、ケンブリッジ・アナリティカは、フェイスブックユーザー5000万人のプロフィルから情報を盗み、
有権者の投票を予測し、影響を与えるソフトウエアの設計に利用した。フェイスブックにとってはこれまでで最大規模の情報漏えいとなる。
またケンブリッジ・アナリティカの親会社のストラテジック・コミュニケーション・ラボラトリーズ、英ケンブリッジ大学の心理学者アレクサンドル・コーガン氏、
コーガン氏と共に働いていたカナダのデータ分析の専門家クリストファー・ワイリー氏のアカウントも停止された。
ケンブリッジ・アナリティカは、米共和党の有力支援者で富豪のロバート・マーサ―氏から1500万ドルの資金援助を受けた。
オブザーバー紙によると、当時ケンブリッジ・アナリティカを率いていたのは、後にトランプ大統領の首席戦略官・上級顧問を務め、
さらには同大統領に昨年8月に解任されたスティーブ・バノン氏だったという。(c)AFP/Issam AHMED
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