ブラジルのリオデジャネイロでは、貧困層に寄り添ってきた女性議員が銃撃されて死亡した
事件をきっかけに、貧困層の人権を守るよう訴える抗議デモが続いています。
リオデジャネイロで今月14日夜、市議会のマリエ―レ・フランコ議員(38)が車で移動中に
何者かに銃で撃たれて死亡しました。
リオデジャネイロでは、おととしのオリンピック開催後も治安の悪化が深刻で、スラム街が
犯罪の温床となっていますが、スラム街出身のフランコ議員は警察の過剰な取締りで、
スラム街の貧しい人たちが殺害されていると批判してきました。
事件の翌日からリオデジャネイロ中心部には大勢の市民が集まり、フランコ議員の殺害に
抗議するデモを続けています。参加者たちは、貧困層に寄り添ったフランコ議員の死を
悼むとともに、貧困層の人権を守るよう訴えていました。
事件の実行犯は逃げたままで、背景など詳しいことはわかっていませんが、
人権団体などからは徹底した捜査を求める声が上がっています
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180317/k10011369171000.html