航空大手「ANAホールディングス」は、傘下にあるLCC=格安航空会社の「ピーチ・
アビエーション」と「バニラ・エア」を経営統合する方向で調整を進めていることがわかりました。
実現すればLCCでは国内首位となる見通しです。

関係者によりますと、ANAホールディングスは、関西空港が拠点のピーチ・アビエーションと、
成田空港が拠点のバニラ・エアを2020年までに経営統合する方向で調整を進めていると
いうことです。

ANAホールディングスは、ともに傘下にある両社を統合することで経営基盤の強化を図り、
今後成長が見込まれるアジア市場への対応を加速する狙いがあると見られます。

両社の売り上げ高を合わせるとおよそ760億円で、「ジェットスター・ジャパン」を
上回ることになり、LCCでは国内首位となる見通しです。

またANAホールディングスは、傘下の格安航空会社の経営統合を通じてコストの削減にも
取り組み、海外の航空会社に対抗できる体制を整えたいとしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180317/k10011368781000.html