まさか"白タク"?札幌で白いナンバーのタクシーに市民から疑問の声続々…個人タクシードライバーも熱視線
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180316-00000008-hokkaibunv-hok
乗車をためらう市民まで登場しているこの事態。まさか、本当に違法な白タクなのか。ドライバーを直撃しました。
蓼沼阿由子記者:「すみませーん、突然すみません。UHBなんですが、このナンバーって白ですよね?」
白ナンバーの個人タクシードライバー:「白です」
蓼沼阿由子記者:「Q.他の車は緑ですよね」
白ナンバーの個人タクシードライバー:「緑です」
蓼沼阿由子記者:「どういうことなんですか?」
白ナンバーの個人タクシードライバー:「いま国土交通省の方で東京オリンピックとラグビーワールドカップの特別なナンバーを交付している。違法とかじゃないです」
実はこの白いナンバーを付けたタクシーは、2019年のラグビーワールドカップや2020年の東京オリンピックを盛り上げるために導入された特別仕様のナンバーをつけた合法的な車両だったのです。
タクシードライバー:「(Q.いつ?)2月」
タクシードライバー:「(Q.いくら?)9000円でお釣りがくるくらい」
取り付けに必要なのは手数料だけ。寄付をした場合は別のデザインを選ぶこともでき、寄付金は大会に向けた交通の整備に使われます。
しかし、ぱっと見ただけで一般車両のナンバーと見分けがつかず、市民の一部が混乱しているのも事実。
その背景には、デザインの問題もありそうです。
蓼沼阿由子記者:「こちらが事業者用のプレートですが、もしこの緑の枠が隠されてしまうと、自家用のものと見分けがつきづらくなってしまいます」
事業用のナンバーは本来緑色ですが、特別仕様のナンバーは白地に緑のふちがついただけ。
ナンバープレートを守るためのフレームをつけると、この緑のラインが隠れてしまい、見分けがつかなくなるのです。
白ナンバーの個人タクシードライバー:「お客さんに一度だけ言われたことある。白だけど、これ白タクかいって、いやいやそんなことないです」
なぜこのようなデザインにしたのか、国土交通省に聞くと…。
国交省 道路情報課担当者:「背景が緑になるとデザインを施すというのが難しい、デザインに制約がかかるというのがあった。(銀のフレームを)見えないように、つけないようにということは話している。(Q.デザインを変えるという話は?)そんな話は現状ない」
この白いナンバー。実は個人タクシーのドライバーに好評だといいます。
白ナンバーの個人タクシードライバー:「自家用で使うとき」
「(Q.どうして変えようと思った?)タクシーっていう感じじゃなく、自家使用するときもあるんですよ。あんどんとか外して、自分で遊びに行くときに、青いナンバーより白いナンバーの方が目立たない」
大会を盛り上げようと導入された特別な白いナンバープレート。混乱はもう少し続きそうです。