任天堂のゲーム機「ニンテンドースイッチ」の中古品価格が新品をようやく下回った。2017年3月の発売から1年が経過して出回りが増え、
中古品を取り扱う店舗に持ち込まれる商品数も伸びた。
東京・秋葉原の中古取扱店にはスイッチが3万円前後と新品の希望小売価格(3万2378円)より安く並ぶ。
店頭には17年春ごろに新品と同価格帯で登場し、人気の高まりにつれ値上がりした。すぐ手に入る中古品に需要が集中し、
昨年夏には一部の店で4万円前後まで上昇した。
新品の販売量の増加につれて中古品の品薄感も徐々に和らぎ、18年1月には新品とほぼ同じ水準となり、ここにきて新品を下回る
販売価格が定着しつつある。
任天堂のスイッチの累計販売台数は17年12月末時点で1486万台に達した。中古販売店を運営するゲオホールディングスの担当者は
「中古品の買い取り数は品薄だった17年7〜10月の10倍に増えた」と話す。買い取り価格は3月上旬時点で2万2千円。
17年末までは2万8千円だったが、持ち込みの増加を受けて段階的に引き下げている。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28148350V10C18A3MM0000/
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