田中真紀子元外相は14日、東京都内の日本外国特派員協会で記者会見し、安倍晋三首相が
4月初旬にも訪米し、トランプ大統領と北朝鮮の拉致問題や核・ミサイル開発をめぐって
会談する姿勢を批判した。「国内政治が困ると拉致問題だ。森友学園問題から
逃げたいのだろう」と述べた。

 田中氏は、小泉純一郎元首相が訪朝した2000年代が拉致問題解決の好機だったと指摘。
官房副長官として訪朝に同行した安倍氏について「平壌まで行きながら、なぜもっと
頑張らなかったのか。(今更)トランプ氏に言いつけるというのは違う」と強調した。

 同時に「森友学園問題、財政再建など仕事は山ほどあるのに、(訪米を計画する)安倍氏は
駄目だなと思っている」と語った。
http://www.sankei.com/politics/news/180314/plt1803140045-n1.html