運転中の大型トラックからスペアタイヤを落下させ、後続車の運転手らにけがをさせたとして、石川県警寺井署は12日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、トラックの20代の男性運転手=福井市=を書類送検した。
また同日、運行前の点呼時に落下防止措置の指示を怠ったり、昨年8月の車検時にタイヤをつなぎ留めるチェーンの腐食を見落としたりしたとして、
いずれも業務上過失傷害の疑いで、男性運転手が勤務する運送会社の40代の男性運行管理者と、自動車整備工場の男性従業員3人も書類送検した。
男性運転手の書類送検容疑は昨年11月3日夜、石川県能美市の県道で、車体下に取り付けたスペアタイヤを落下させ、後続車4台を次々に衝突させて20〜40代の男女3人に軽傷を負わせた疑い。
同署はチェーンの腐食が落下の原因としている。
男性運転手は落下に気付かずそのまま走り去ったが、同署は付近の防犯カメラの映像からトラックを特定した。
http://www.sankei.com/west/news/180312/wst1803120068-n1.html