2018年3月9日、韓国・聯合ニュースによると、「国際女性デー」である8日(現地時間)、ドイツのベルリンでは数千人の女性たちによるデモが開かれた。

記事によると、デモには「インターナショナルウーマンスぺース」やドイツの韓国関連市民団体「コリア協議会」など約30の女性団体、約2000人が参加した。
クルド人、シリア人、スリランカのタミル人などさまざまな国から集まった女性たちは、戦争や人種差別主義、ファシズムに対するスローガンを叫んで行進したという。

その後、他の場所から行進してきた男性を含むデモ隊も合流し、共同声明を発表。
声明では「戦争、ファシズム、貧困や暴力はシステムの一部だ。私たちはそのシステムを変えたいのではない。私たちはそのシステムがなくなることを願っている」と主張したという。

デモに参加したドイツ人女性は「多様な国の人たちが集まり、孤立した女性の人権を取り戻すため協力する意味の大きいイベント」と話した。
クルド人女性たちは、フランスでクルド独立運動をしている間に行方不明となった3人の女性の写真を持って行進。
タミル人女性たちは「紛争中に14万人のタミル人が行方不明になった」という内容のプラカードを掲げ、「コリア協議会」は慰安婦問題についての声明を発表した。
声明は「1991年のキム・ハクスンさんの慰安婦証言が韓国のMe Too運動の始まりであり、中国やインドネシア、台湾などの慰安婦生存者が証言するきっかけになった」とし、「日本政府の心からの謝罪が必要だ」と主張した。
また、デモには韓国人参加者も多く、ある韓国人女性は「日頃からフェミニズムに関心がある。留学中のフランスで人種差別を何度も経験したことが参加のきっかけになった」と話した。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「日本は過去の犯罪行為を謝罪するべき」「全世界が日本を相手にMe Too運動をしなければならない」
「安倍首相は見ているか?早く謝罪を」「謝罪で終わるのではなく、謝罪から始まるんだ」「ドイツのように反省すれば、日本も許しを得られる」など、
慰安婦問題に対する日本政府の誠意ある謝罪を求めるコメントが多く寄せられている。
http://www.recordchina.co.jp/b579663-s0-c30.html