「5000万円将棋駒強盗」自作自演で経営者ら逮捕
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180309-20515510-kantelev-l27
今年1月、大阪府八尾市にある将棋の駒の販売店で起きた強盗事件。
しかし、これが自作自演だったとして経営者の男と従業員の女らが逮捕されました。
詐欺未遂の疑いで逮捕されたのは、将棋駒博物館「二歩」の経営者・嶋野等容疑者(58)ら4人です。
今年1月、八尾市にある「二歩」に男が押し入り、女性従業員(37)を粘着テープで椅子に縛り付け、ショーケースを割って将棋の駒約40セットを奪って逃げました。
事件当日、経営者の嶋野容疑者は次のように話していました。
【「二歩」経営者 嶋野等容疑者】
「(被害額は)大体5千万円ぐらい。もういいのばっかり持っていかれて。残念でなりませんけども、ただ(従業員の)女性にケガがなかったのが不幸中の幸いで」
警察によると、嶋野容疑者と「被害者役」の女性従業員・藤岡亜由美容疑者(37)、そして「強盗役」の男ら2人は事件を自作自演し、保険金をだまし取ろうとした疑いが持たれています。
「信頼関係で結ばれていた」という経営者と従業員。
なぜ、「自作自演」という禁じ手を犯してしまったのでしょうか?
【記者】
「こちらが強盗にあった店舗なんですけれども、現在破産しているということで営業はしていません」
店には「6500万円に及ぶ多額の債務を負担し自己破産」と書かれた通知書が張られていました。
警察によると、嶋野容疑者は去年ごろから不動産経営などで多額の負債を抱えていたということです。
逮捕された4人は容疑を否認しています。