ミサイルとは、ロケットなどの推進装置を備えた軍用の飛翔体で、弾頭を装着し、各種の誘導装置を持つもの。
発射地点と目標とによって、地対空・空対空ミサイルなどに区別する。
誘導弾。基地とは、軍隊・探検隊などの行動の基点となる根拠地。いずれも広辞苑第六版から引いた

▼石垣市長選では、防衛省が計画する平得大俣への陸上自衛隊の配備の是非が争点となる見通しだが、部隊が配備される駐屯地はミサイル基地か否か。解釈が対立している

▼防衛省の説明資料によれば、石垣島に配置する部隊は、各種事態に初動対応を行う警備(普通科)、島嶼部に対する侵攻を可能な限り洋上で阻止する地対艦誘導弾、地対艦誘導部隊と連携し作戦部隊・重要地域の防空を有効に行い得る地対空中距離誘導弾の3部隊。人員は計500〜600人規模

▼片や「軍用機も艦艇もその国の軍事施設の一つ。それらを攻撃すれば領土の一角を攻撃したことになる。だからミサイル基地だ」と主張

▼片や「他国の領土、国土を直接攻撃できるのがミサイル基地。自衛隊は専守防衛なので、他国を攻撃できる能力を持っていない」と主張

▼「ミサイル」という言葉の響きから受ける個々人のイメージの問題もあるが、どちらの解釈がより実態に即しているのだろう。(比嘉盛友)

http://www.y-mainichi.co.jp/news/33099/