右肩上がりの成長を続けてきたコンビニ業界は、昨年(2017年)は売り上げが減少に転じるなど「成長の限界」がささやかれ、危機感を強めている。

ドラッグストアや生鮮食品、弁当を売る店も増え、競争も厳しくなった。

「ローソン」店内調理のできたて商品で対抗

こうした動きに対応するため、業界3位のローソンは手づくりサンドイッチなど、「店内でひと手間かけた、できたての商品」に力を
入れはじめた。もともと店内調理の商品は人気が高いが、ネックは人手がかかることだった。そこで、一部のレジを無人化して
浮いた人手を調理に回し、できたて商品を増やしている。

北海道が拠点のセイコーマートは過疎地に目を向けている。昨年、スーパーなどが撤退した過疎地域に3店舗を出店した。
採算を取るのはむずかしいが、24時間営業にせず夜8時で閉店したり、客のニーズに応えて商品を増やすなどのきめ細かいサービスで、
1人あたりの購入金額を上げている。

*NHKクローズアップ現代+(2018年2月27日放送「コンビニ"飽和"時代!?激化するサービス競争」)

https://www.j-cast.com/tv/2018/03/02322588.html