寒風吹きすさぶこの季節。街行く女性はコートを着込み、スカートよりもパンツ姿が多く見られるが、そんなことはお構いなしに、ここへ来て盗撮事件が相次いでいる。
2月13日には、元神奈川新聞横須賀支社長(59)が、京浜急行の電車で女子高生のスカートの中を盗撮したとして、神奈川県警に県迷惑防止条例違反などの疑いで逮捕された。
「男は4〜5年前から数百件の盗撮を繰り返していたと話しており、電車内をはじめ飲食店のトイレにもカメラを仕掛けていた。自宅からは数万件に及ぶ動画や画像が押収されている」(県警関係者)
さらに15日には、奈良市の小学校常勤講師の男(34)が、勤務先の小学校の女子トイレ内にビデオカメラを設置し生徒を盗撮した疑いで、こちらも県迷惑防止条例違反と建造物侵入の容疑で逮捕された。
「この男は生徒たちが登校する前の午前7時頃に女子トイレに侵入し、個室の敷居の壁と床の隙間にカメラを設置、午後1時頃まで撮影を続けていた。その間、カメラをスマホのアプリを使って遠隔操作していたのです」(社会部記者)
2月は他にも、2日に東京の目白署刑事組織犯罪対策課の巡査長(26)が、こともあろうに同署内の女子トイレの天井換気口にカメラを設置し盗撮していたことがバレて書類送検。1月20日には千葉県で小学校講師の男(25)が、京成電鉄の駅エスカレーターでスマホを使い女子高生のスカート内を盗撮したとして御用となっている。
これらは公的な職に就く男がやらかしたためニュース沙汰になっているが、他にも多くの盗撮犯が捕まっていると見られる。
「もちろん、発覚せずに今も盗撮を繰り返している人もいるでしょう。根底にはスマホの普及がありますが、スマホに付いている純正のカメラは、基本、カメラ撮影をするとシャッター音が鳴るようにできている。
そのためイヤホンをしているような女性は餌食になりやすいのですが、“無音”のカメラアプリもタダでダウンロードして利用できる。また、奈良の小学校講師が使用したカメラのように、スマホから遠隔操作できるものも数多く販売されています。
遠隔操作できる小型カメラは1万5000円程度、撮影したものをカメラ内に記録するものは、連続1時間半撮影が可能なもので3000円程度でネット通販で手に入る。そうした手軽さが、さらに盗撮犯を増加させているのです」(事情に詳しいライター)
それにしても、盗撮行為には不利と思われる女性が厚着の冬場にも、なぜ悪事を働く連中が増えるのか。
「確かに盗撮魔のシーズンといえば夏。
ミニスカート姿の女性は恰好のターゲットですからね。トイレ盗撮も、冬はコートやダウンが邪魔になり、肝心な部分を撮影しにくい。しかし、そこが逆にマニア心をくすぐるんです。
盗撮の世界では“希少価値”のある画像や動画をネットのサイトなどに投稿する者は“神”扱いされる。彼らはこの時期、希少なスカート姿、加えてナマ脚の女性を探し回り、下から見える三角地帯を狙い続けているのです」(同)
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