【ジュネーブ=三井美奈】国連の女子差別撤廃委員会で22日、
韓国の鄭鉉栢(チョンヒョンベク)女性家族相が慰安婦問題で「性奴隷」
という表現を使ったことについて、日本の外務省は同日、「受け入れがたく、
非常に遺憾」だとする声明を発表した。
委員会は国連欧州本部で行われ、韓国の女性政策を審査した。
政府代表の鄭氏は答弁で、政府が仮称「慰安婦研究所」を
今年8月にも設立する計画だと明かし、「慰安婦や『性奴隷』について、資料を集めている」と述べた。
外務省の声明は、慰安婦問題は2015年の日韓合意で決着済みだとして、
「『性奴隷』の表現は事実に反する。使うべきではない」と主張。
合意が「国連や国際社会で互いに批判をしない」と定めていることを指摘し、
韓国政府に誠実な履行を求めた。

http://www.sankei.com/world/news/180223/wor1802230025-n1.html