第二次世界大戦で敗戦した日本は聨合軍の要求により平和憲法を受け入れる。この憲法第9条は「戦争および武力による脅威または、武力の行使を永久にあきらめる」という規定と共に
「陸海空軍およびその他戦力を保有せず、国家の交戦権を認めない」という内容を含んでいる。

このような平和憲法の誕生過程を見れば聨合軍を構成した世界各国は日本の好戦性や侵略の歴史を看破したと見られ、
日本をどれほど危険な存在と見なして戦争や武力をあきらめる規定を最初から法令に入れて釘を刺したのだろうか?

今、日本の安倍晋三首相はどうにか平和憲法を変えようとありったけの力をふりしぼっている。しかし、
大多数の日本人たちはこれに反対している。これを見ればたとえ過去の歴史に対する真剣な反省や被害国に対する真心に充ちた謝罪なしでも戦勝国の強要により作られた憲法が、戦争の惨禍を体験した日本国民のかたい支持を受けているわけだ。

ところが安倍の政治姿勢を見ると過去の日本の侵略史を思い出さざるをえない。
(中略:善良な国民を殺戮と略奪の現場に追い出した豊臣秀吉の亡霊は20世紀に再び日本に蘇った。)

ソース:ソウル経済(韓国語) [コラム]日本の軍国化を警戒しよう
http://www.sedaily.com/NewsView/1RVRK9J3TZ