古書店で児童ポルノが掲載された書籍を販売したとして、警視庁少年育成課は、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(不特定多数提供目的所持)の疑いで、
東京都千代田区神田神保町の古書店「湘南堂書店」経営、山田忠容疑者(77)=埼玉県新座市野寺=や従業員ら男3人を逮捕した。山田容疑者ら2人は容疑を認め、1人は否認している。

 同課は18歳未満の少女の裸の写真などが掲載された書籍約220冊を押収。中には4、5歳の女児とみられる写真も含まれていた。

 同課によると、同店は主に日本史の古本を扱う店として昭和46年に開店。現在は店舗の約半分が成人向けコーナーで、
児童ポルノを置いた経緯について山田容疑者は「店の収入が少なく、売り上げを上げるために約10年前から売っていた」などと説明している。

山田容疑者らは1千円程度で客から児童ポルノを買い取り、7千円〜29万円で販売。昨年1月からの約14カ月で90冊を販売し約360万円を売り上げていた。
販売の際、客には「店での児童ポルノ販売について口外しないように」と伝えるなどしていたという。

 逮捕容疑は2月12日、店舗で客に販売する目的で、児童ポルノが掲載された書籍を所持したとしている。

「売り上げ厳しく…」古書店で児ポ書籍販売容疑 東京・神保町の古書店店長ら逮捕 警視庁
http://www.sankei.com/affairs/news/180220/afr1802200015-n1.html