開幕が2日後に迫ったピョンチャンオリンピックで、ノロウイルスに感染した大会スタッフなどの数が合わせて86人まで拡大したことがわかり、大会の組織委員会は「沈静化するように努力したい」としています。

組織委員会によりますと、今月4日、ピョンチャンオリンピックで警備を担当するスタッフの宿泊施設で30人余りがノロウイルスに感染した疑いが強まり、韓国の保健機関がほかに感染者がいないか調べていました。

その結果、7日までに同じ宿泊施設に滞在していたスタッフを中心に、ノロウイルスへの感染が合わせて86人まで拡大していたことがわかりました。このうち58人が民間の警備スタッフで、このほか、警察官や報道関係者が滞在する宿舎の調理師などが感染していたということです。

大会に参加する選手への感染は確認されていないということです。保健機関では引き続き検査を進めることにしています。

組織委員会では「感染拡大が続いていることはわかっている。沈静化するように努力したい」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180207/k10011319931000.html