大雪による車の立往生が相次いでいる福井県内の国道8号線では、陸上自衛隊が6日午後5時前から除雪などの作業を始めました。
国土交通省によりますと、大雪の影響で福井県内の国道8号線は、あわら市と坂井市との間のおよそ10キロの区間で、午後3時現在、車やトラック、およそ1500台が動けない状態になっているということです。
福井県の西川知事は6日午後2時に自衛隊に災害派遣を要請し、金沢市と福井県鯖江市の駐屯地から、合わせておよそ170人の隊員があわら市の現場に到着しました。
そして、午後4時50分から、スコップやレッカー車などを使って雪を取り除いたり、脱輪した車などをけん引したりしています。
また、坂井市はパンやおにぎりなどの軽食400人分を、立往生が相次いでいる坂井市丸岡町一本田の国道8号線で、午後3時半すぎからドライバーなどに順次配布しています。
■坂井市に待避所3か所設置
福井県の国道8号線で大雪による車の立往生が相次いでいるため、坂井市は食料や毛布を用意した待避所を市内3か所に設置し、ドライバーに利用を呼びかけています。
待避所が設置されたのは、国道8号線に近い坂井市丸岡町にある高椋コミュニティセンターと、のうねの郷第二コミュニティセンター、それに堀水地区集会所の合わせて3か所です。3か所の待避所には、おにぎりなどの軽食や毛布が用意されているということです。
坂井市によりますと、6日午後7時現在、掘水地区集会所には5人が訪れているということで、ほかのドライバーにも利用を呼びかけています。
■坂井市が食料配布
福井県坂井市とあわら市の間の国道8号線で、大雪による車の立往生が相次いでいることから、坂井市はパンやおにぎりなどの軽食400人分を用意しました。
坂井市丸岡町の国道8号線では、市の職員およそ10人が立往生している車やトラックのトライバーにパンやペットボトルに入ったお茶を手渡しています。
50代のトラック運転手は「きょうの午前4時ごろから立往生したままで、食べ物がなかったので本当にありがたいです。暖房をつけるのでエンジンはかけていますが、ガソリンがなくなるかもしれないと思うと心配です」と話していました。
また、70代の運転手は「最新の情報がわかるようにラジオをつけて待っています」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180206/k10011317781000.html
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